豆乳の効能といろいろな飲み方

もっとも基本的な、豆乳の栄養と健康効果について

 

 

大豆は消化があまりよくありませんが、豆乳となった場合、その吸収効率はきわめて高くなります。資料によって多少の差はありますが吸収率は92%~98%。豆乳は大豆の組織を磨砕し、そのすぐれた栄養分を効率よく吸収できるよう加工された食品だといえますね。

 

 

人間の身体の三大栄養素であるタンパク質・糖質(炭水化物)・脂質のうち、豆乳はとくにタンパク質と脂質が豊富です。タンパク質は皮膚や内臓、筋肉、骨、血液などの細胞や組織をつくるほか、酵素やホルモンなどの材料にもなるもの。

 

 

豆乳のタンパク質は含まれる量が多いうえに、栄養価が高くて良質であるという特性をもちます。タンパク質は体内でアミノ酸に分解されて吸収され各組織に行き渡ることになりますが、そのさい食物からしかとれない必須アミノ酸(8種類)をバランスよく含んでいるかどうかで栄養価が決められます。

 

 

植物性タンパク質は一般にそれが低いのに対し、大豆=豆乳タンパク質は必須アミノ酸構成のよい動物性タンパク質に近い構成のため、良質とされます。また肉類は栄養価が高い反面でコレステロールの原因になりやすいのに対し、豆乳タンパク質にはコレステロールを下げる作用があり、「機能性食品」として評価が高いのです。