豆乳の効能といろいろな飲み方

豊富に含まれる脂質も、きわめて身体にいい脂質です

 

 

豆乳のもうひとつの特徴的な栄養素である脂質は、豆腐にも多く含まれています。脂質はエネルギー源として身体に不可欠な栄養素ですが、そのほかに「機能性食品」としての効能も注目されているのです。

 

 

大豆=豆乳のもつ脂質の特質は、不飽和脂肪酸が8割以上を占めていること。さらにこのうち必須脂肪酸であるリノール酸(5割強)と、リノレン酸(1割弱)の比率が高いことが特徴です。

 

 

動物性脂質は飽和脂肪酸の比率が高くコレステロールを多く含むのとは逆の性質であり、豆乳の不飽和脂肪酸はこれらをあまり含まないため成人病予防をはじめ身体によい脂質とされるのです。

 

 

さらには病気予防だけではなく、消化がよいため病人や老人、離乳食時の幼児にも向いています。豆乳にはタンパク質や脂質などの基礎的な栄養面からのみではなく、身体を調節して健康を維持増進させる「機能性食品」としての役割も期待されています。

 

 

その効用については多方面から科学的な研究がなされ、つぎつぎと新しい効果が解明されつつあり、まだこれからも新たな発見があることでしょう。また食品会社も新製品開発に余念がなく、近年はさまざまな豆乳製品が登場。料理研究家による豆乳レシピも増えています。